骨盤臓器脱でお悩みの女性は世田谷区の泌尿器科で適切な治療をうけましょう

女性ホルモンの減少などによる筋力低下で起こりやすい疾患

骨盤臓器脱とは、子宮や膀胱、直腸といった骨盤内の臓器が外に出てきてしまうという女性特有の疾患です。通常であれば筋肉を中心とする骨盤底により支えられているのですが、出産や加齢で骨盤底が傷んだり弱くなると、臓器が下がってきてしまうため起こります。

下がってくる臓器により子宮脱や膀胱脱、直腸瘤などと呼ばれていましたが、ひとつだけ臓器が下がってくることはなく、複数の臓器が下がってくることが多いため、現在では骨盤臓器脱と呼ばれています。

ペッサリー療法や矯正下着の着用など様々な治療法を選択可能

骨盤臓器脱の治療は、骨盤底筋訓練やペッサリーリングの装着などの保存的治療と、経腟メッシュ手術や腹腔鏡下仙骨膣固定術などの手術療法があります。症状の種類や程度、重症度に加え、今後赤ちゃんを産むことを希望しているか、性行為などがあるかなど生活スタイルなどを考慮し、治療法を選択します。

軽度の場合には、骨盤底を支えるサポート下着(矯正下着)などで対応することもできます。サポート下着は医療器具などではないため、泌尿器科から装着を指示されることはなく、自己判断になります。

長期スパンで改善に導く骨盤底筋訓練もおすすめ

骨盤臓器脱が軽度な場合や、将来的に骨盤臓器脱を予防したいと希望するのであれば骨盤底筋訓練で骨盤底を強くすると、症状の改善が期待できます。骨盤底筋訓練は肛門と腟をゆっくり5秒ほど締めてからゆるめるという動作を繰り返すだけです。5回を1セットとして、日常生活の中で気が付いたら行うのがおすすめです。

寝転がったり立ったままなど、どんな姿勢で行っても問題ありません。1日20セット以上行うと、効果を実感できるようになります。

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