突然の激しい腹痛は尿路結石の疑いあり!世田谷区の泌尿器科で適切な処置を

腎臓内に結石が留まっていれば痛みがないケースもある
腎層で作られた尿は、尿管を伝って膀胱に溜められ、尿道を通って体外に排出されます。この尿の通り道を「尿路」と言います。結石は尿に含まれるカルシウムなどの成分が結晶化したもので、主に腎臓で作られます。
腎層内に結石が溜まっている状態であれば痛みなどはありませんが、結石が尿路に引っかかると、激しい痛みなどの症状を引き起こすこともあります。尿路結石の中でも尿管結石は、突然の激痛が起こる病気として知られています。
5mm以下の結石であれば自然排石を促す薬物で治療
結石はその大きさにより治療内容が異なります。5mm以下の結石であれば、1日2リットル以上の水分摂取や適度な運動をするなどの生活習慣指導と、尿管を広げる排石促進剤や尿管のけいれんを鎮める鎮痛債などの薬物療法を併用し、自然に排石されるのを待ちます。
約50%の確率で自然排石が期待できるとされていますが、1か月以上待っても自然排石がされない場合は手術を検討することになります。内視鏡手術(TUL)や体外衝撃波による尿路結石破砕術(ESWL)であれば、日帰り手術で対応してくれるクリニックもあります。
砕石手術はより設備の整った近隣の医療機関で実施
尿路結石の多くは、内視鏡手術や体外衝撃波尿路結石破砕術で対応することができます。ですが、合併症を引き起こす可能性のある人や、腎臓内にある20mm以上の大きな結石を砕石手術をする場合には、より設備の整った提携医療機関を紹介されます。
背中から腎臓に穴をあけ、内視鏡を入れて結石を砕いて取り出す手術(PNL)のため、全身麻酔や長期間の入院が必要です。入院期間は術後の症状にもよりますが。7~14日程度と考えておきましょう。