世田谷区の泌尿器科ではどんな検査をするの?検査の目的についてもご紹介

排尿トラブルには尿検査や尿流量検査・残尿測定が必須

過活動膀胱や夜間頻尿、尿失禁などの症状は排尿トラブルの原因になると考えられています。尿が出にくい、尿の勢いが弱い、残尿感がある場合は、尿流量検査(ウロフロメトリー)や残量測定などの検査が行われます。

尿流量検査は、専用のトイレ型の検査機器に普段通りに排尿するだけ。尿がしっかりと溜まった状態で検査をする必要があるため、来院前にトイレに行くのは控えましょう。残尿測定は、超音波で膀胱内の尿量を測定します。尿流量検査と残尿検査は通常セットで行われます。

超音波検査では体内の状態や悪性腫瘍の有無を確認

泌尿器科で行われる超音波検査(エコー検査)は、主に腎臓や膀胱、尿管や前立腺などの臓器の形や大きさ・位置に異常はないか、肝臓や尿管に結石などは見られないか、腫瘍などの病変の有無などを確認するために行われます。

膀胱の観察の際には尿を溜めておく必要があるため、検査の90分前からはトイレを控えるようにしましょう。お腹や下腹部にゼリーを塗るため、上下が分かれた服装や、ズボンなどを緩めやすい服装がおすすめです。

膀胱内の異常が疑われるときは膀胱内視鏡検査を実施

明らかに血が混じっている血尿が出たり、超音波検査で膀胱内に病変が認められたりした場合には、膀胱内視鏡検査が行われます。膀胱内視鏡検査は、尿道口からファイバースコープを入れ、尿道と膀胱内を観察し、腫瘍などが疑われる場合には腫瘍の一部を取り生検を行います。所要時間は20分~30分程度です。

男性の場合、尿道が長いためにゼリー状の麻酔薬を使用します。ただし、女性は尿道が短いため麻酔が行われない場合が多いので、事前に確認してください。

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